
みなしごになって、大きらいなおば夫妻にひきとられた兄弟が、ドイツ・ハンブルグの家を飛び出してイタリア・ヴェネツィアまでたどり着く。亡くなったお母さんがいつも「夢の町」「魔法とおとぎ話の町」と話していたからだ。けれども少ないお金もすぐに底をつき、途方にくれる兄弟に救いの手をさしのべてくれたのが「どろぼうの神さま」と名のる謎の少年怪盗。
どろぼうの神さまの秘密や想像を裏切る意外な展開。はやく大人になりたいと願う子供と子供に戻りたいと願う大人。月の都ヴェネツィアの美しい風景のなかで繰り広げられる物語。
500Pと長編ですが、続きが気になり一気に読めてしまう本だと思います。